(前回の記事 “Setouchi Art Trip Day4”)
瀬戸内まで行くのだし、せっかくだから香川本土で本場のうどんをいただこう!と思い旅行前に前もって香川県出身の友達にお薦めのお店を訊いたところ、届いたのが上記のうどんテンプレメールです。
メールは全部で3通。お薦めの店舗情報に始まり、うどん巡りにおいての諸注意、更には関連する地域での観光スポット情報まで。まさにうどんテンプレの名に恥じない完成度。
香川県出身というだけで今まで何度「ねぇねぇ藤原くーん。うまいうどん屋しらなーい?」などと軽々しく尋ねられ続けてきたのでしょうか。月一、あるいは週一。そうでもなければ、わざわざうどんのテンプレートなるものが存在する訳がないのです。ううっ、苦労が目に浮かぶようだ。兎にも角にもありがとう藤原くん!
という訳で5日目は念願のうどん巡りから始まります。起床時刻は朝の6時。Y-Parkはこの日に東京へ帰還するため今日からは正真正銘一人旅になりました。
まずは高松駅から電車を乗り継ぎ丸亀へ。(ここを訪れるまで丸亀を”まるかめ”と読んでいましたが実際は”まるがめ”でした)
うどんテンプレートの中では「移動は絶対車を使うこと。田舎ですから」と書かれていましたが、天気も良いことだし駅前で電動自転車をレンタル。3-40分程度のライドで最初に着いたのが『なかむら』。かの村上春樹氏も訪れたそう。
開店1時間前に到着するも既に待ち人有り。暑さ対策のパラソル、業務用扇風機、更には交通整理のガードマンが2名スタンバイ。うどん県おそるべし。
『なかむら』、美味!だしが本当に美味しくて、おかわりして飲んでしまいました。麺が柔らかめだったのが特徴的でしたね。
そして休むまもなく二軒目へ。再びチャリを漕ぎ漕ぎ30分。目指すは善通寺の『山下うどん』!
まさに僕の想像していた香川のうどん!歯ごたえが心地いい、冷たいおうどんを頂きました。これで”小”サイズだと言うのは嬉しいやら辛いやら。あ、あと1店ぐらいは頑張って食べなきゃ!
ということで3店目。丸亀駅方面へ戻るように自転車で50分程走って到着したのが『おか泉』。高いけどうまいと噂の、藤原くん的には最強のうどん屋のひとつ。
早朝から行動していたとは言っても時刻は既に11時。先ほどまでとは違い、眼前には長蛇の列が。午後の予定が台なしになることを危惧し、うどん巡りはここであっさりと終了することになりました。2時間弱で3杯もうどん食べることにならなくてよかった、という安堵感も。
丸亀駅から電車で高松駅へと戻り、そこからはいつものフェリー。
この日訪れたのは鬼ヶ島伝説のある女木島です。
前日にY-Parkと別れ一人きりだった僕ですが、ここでもしっかり25m×20本(目測)ほどのスイミングをしてきました。キャップを被って沖と砂浜をひたすら行ったり来たりしていたんですけど、今考えるとちょっと変かもしれないですね。旅行中はプールに通えないからここで元を取らなくちゃ!と無心でざぶざぶ。
女木島の海岸にはキャンプ場もありました。今日はここで野宿できるなぁという思いが一瞬頭をよぎりますが我慢我慢。今日は、今日こそは高松で成すべきことがあるのです。というわけで鬼ヶ島でのテント泊に後ろ髪を引かれながらも高松港へと戻りました。
そして、ついに、念願の!Shiro Cafeに入城!
高松駅から徒歩3分ほどのところにある高松城跡は披雲閣。重要文化財にも指定されているこの場所が、1週間限定でギャラリーカフェへと変身していたのです!素敵!
(関連リンク: TAKUMIKUMO)
実は前日高松入りしたときに一度訪れていた高松城跡。しかしその時には時間の都合で断念したものを、本日リベンジしに来たのです。Shiro cafeの真髄、城スイーツ。
お客様は何名さまですか?髭面のアラサーが一人です。1時間待ちですが?余裕ですよ。
僕はね、かわいいものとかわいいカフェに目がないんですよ。こんなもんなんぼでも待てますわ。前日は肉食系男子(Y-Park)の酒の誘いに負けましたが今日は一人。当方、ここのカフェに入るためだけに鬼ヶ島でのテント泊というメモリアルな体験を捨てて高松のビジネスホテルを取ったほど気合入ってますから。ウス。
おしゃれですね。とてもおしゃれです。ということでDay5の日記はここまでと致します。
(その後、高松のBARで知り合った人と朝まで飲み明かした酔っ払い写真にはおしゃれさのかけらもないので割愛させて頂きます)
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