Setouchi Art Trip Day3

フェリーの乗り換えは、山手線の乗り換えと同じようにはいかない

それが瀬戸内旅行を通じて僕が学んだ教訓の一つです。

(前回の記事 “Setouchi Art Trip Day2”)

宿泊していたドミトリーで目が覚めたのは午前6時。同じ部屋に泊まっていた面々はまだ夢のなかにいる時間でした。今日最初の目的地は直島の隣に浮かぶ豊島。昨日一旦解散した相方Y-Parkとはそこで落ち合う予定です。
瞼をこすりながらフェリーの出発時間を確認していると、どうやらこの時間帯であれば直島から直接豊島へ向かうより、一度宇野港(岡山県)を経由して豊島へ行った方が最終到着時間が早いことに気が付きました。これが普段から電車を使っている都民の自力NAVITIME力(りょく)というやつです。

「明日は乗るフェリーが一緒だから、お互いに朝起こし合おうね☆」などと盛り上がっていたルームメイトには一瞥もくれず、僕は始発の宇野港行きフェリーに乗り込みました。たった1時間ほど早起きするだけでかなり時間を有効に使えるというのに、旅行中なのにグズグズ寝ているとはバカな奴らです。

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宇野港に到着して分かったことが3つありました。

1. 朝一番の豊島行きのフェリーは既に満席だということ
2. 次のフェリーは1時間半後に出発するということ
3. バカな奴は僕一人だったということ

結果、無駄に早起きをして無駄にお金を使って遅く目的地に到着することができました。TAKATIMEっていう役立たずデフォルトアプリ、どうにかしてアンインストールしたい。

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こういうアートスポットをまわってスタンプを捺します @『宇野のチヌ』

突如出現した宇野港でのフリータイムをただ漫然と消費してしまうのはもったいない!という使命感に燃えた僕は(何かを成し遂げて、ミスを帳消しにしたい気持ちに駆られた僕は)、ちょうど港近郊で開催されていたアートスタンプラリーに目をつけました。あぁこれはいい暇つぶしを見つけた!そんな軽い気持ちで僕は一つ目の判子を握ったのです。

言うは易し行うは難し。時間が早いためまだOPENしていないスタンプ場所。まだ昼前だというのに容赦なく降り注ぐ瀬戸内の太陽。全てをまわり終えた頃には、なんでこんな朝早くから15kgのバックパックを背負い一人で汗だくになりながらスタンプラリーをしているんだ、という気持ちしかありませんでした。後半はただただ無感動にスタンプを捺す機械と化していました。

—–

そのとき寄ったお店の1つを紹介。

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開店してまだ数ヶ月というカフェスペース付きの雑貨屋さんです。スタンプラリーの1地点だったのですが、あまりに素敵な店内と品揃えに暫く滞在してしまいました。栞をいくつか購入。

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時間もちょうどいいところで遂に豊島に向けて出発です。待ち時間に比べると乗船時間はあっという間。Y-Parkとも無事合流できました。

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ここ豊島でのお目当ての展示はもちろん豊島美術館。そしてそこでの唯一の展示、内藤礼『母型』(ここでも写真が撮ることができなかったので代わりにGoogle画像検索結果をリンクに)

コンクリートで形作られた大きな卵型の空間、というとある程度想像できるでしょうか。天井は高く、円形にあけられた穴(天窓)からは心地良い島の風が流れてきます。床のあらゆる場所からはまるで湧き水のように水滴が生まれ、内部空間の微妙な傾斜に依ってそれは”流れ”となり”泉”となっていきました。

同島の他の作品に比べると待ち時間も長いスポットですが、この心やすらぐ非日常感を得る代償と考えれば納得できます。どれぐらい時間が経ったのかわからないぐらい、あるいは時間という考えから開放されるに十分なほど、僕らはそこで寝そべっていました。

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阿部良『島キッチン』でランチ

地元の野菜を使った島カレー

地元の野菜を使った島カレー

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元バスケ部の意地 @イオベット&ポンズ『勝者はいない-マルチ・バスケットボール』

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自転車でまわるには最適!

直島と比べると随分短い滞在時間となりますが、このあたりで僕らは次の島、小豆島へと舵を切ります。小豆島へは今日のうちに着いておかなくてはいけない予定があったのです。

豊島は唐櫃港からフェリーで20分、小豆島は土庄港に到着です。少しずつ日は傾いてきます。急げ急げ。

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近隣の島々と比べると広大な面積を持つ小豆島。徒歩や自転車などは交通手段にはなり得ません。目的地へと向かうバスに飛び乗った僕らは、時間的な焦りもあってか降車場所を間違えてしまいます。

このまま歩いて進むべきか、次のバスを待つべきか。どちらを選んでも厳しそうな選択です。そうして路頭で逡巡していた僕らの目の前で、車が一台止まりました。

「あんたらどこ行くの?」そう僕らに声をかけたのは車を運転していた初老の男性。

今日小豆島でお祭りがあるって聞いたので、その辺りへ向かっています!あとお祭りの跡地でテントでも張って寝られればと

胡散臭い風貌の男性2人が胡散臭い回答。完全にアウトです。しかし男性は「まぁとりあえず乗れよ」と僕らを車内へ迎え入れてくれました。

車を走らせながら、どうやらお祭り会場はここからかなり距離があり、且つ寝られるようなところではないということを教えてもらいます。そこまで乗せていってやるのは構わないけど、と。一昨日は港で寝ていたし宿泊場所なんてどこでもよかった僕らのためにキャンプ場にまで連れて行ってくれました。しかしお盆の時期ということもあって敢えなく満室。そこで男性がぽつりと

じゃあうちの庭でテント張っていいよ

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お言葉に甘えました。

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Setouchi Art Trip Day3 への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Setouchi Art Trip Day4 | Después de las Fiestas del Alcoholic

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