『ルルドの泉で』

物心ついたときから、神頼みをするときは自分の欲に任せた内容のものをしてきた。

「もっと剣道がうまくなりますように」、「宝くじが当たりますように」。覚えてないけれど「受験した学校に合格しますように」なんてのもきっとあったと思う。響きの良いものでもせいぜい「今年も健康でいられますように」程度だった。子供の頃から、世間的には大人である現在までずっと。

“現在までずっと”は違うか。正確に言えば“去年辺りまでずっと”だ。いつのまにか急に、恐らくこの1年程の間で願いのベクトルががらりと変わってしまっていることに最近気がついた。何かを願うときにはきまって家族の健康を祈ったり、自分の周りの大切な人たちの安全を願ったりしてしまっている 。なんともありがちな願いだし、なによりちっともクールじゃない。地味だ。

でも、まぁ。そういうのも悪くないのかもしれない。ちっとも派手じゃないしあんまり格好よくもないけれど、こういうことを心から願えるようになったというのは、ちょっと恥ずかしいけどなんだか大人っぽいじゃない。 三つ子の魂は二十七までだった、というケース。

閑話休題、なんてフレーズを持ち出すほど今回のテーマに触れてもいないし触れるつもりもあまりないのですが一応申し訳程度には件の映画について書きだすことにしましょう。
『ルルドの泉で』を観てきました。

フランスの小さな村、ルルド。その場所から湧き出る泉には“奇蹟を起こす力がある”。不治の病で自由に手足を動かすことのできない者、原因不明の湿疹に悩む者、興味本位の観光を楽しむ者。世界中からやってくる巡礼者は後を絶たない。何故、奇蹟は彼女にだけもたらされたのか。何故、神が選んだのは私たちではなかったのか。

奇蹟が起こる起こらないというよりは、その現象に付随する人間模様を描いた映画でした。
以前カトリック系の書籍を読んでいたときに目にした地名と逸話がテーマになっていたので鑑賞してきたのですが、僕としてはそんなに面白みを感じるものではありませんでした。奇蹟を信じてないからとか、別の宗教を信仰しているから等の理由ではなく、単純に映画として。

『コンゴのオウムはとてもうまく喋る』という話を聞いたことがあります。フランス語を流暢に操り、話題も豊富で政治、映画、ファッションなど何でもござれ。でもそんなコンゴのオウムもあるトピックだけは避けるとか。それは宗教。いつ、誰のことを知らずに傷つけるかわからないから。

ということで感想はこんなもので。ちなみに個人的にはオウムはあんまり好きじゃないです。なんかでっかくて目つき悪くって怖いじゃないですか。え?あ、いや別に特定の宗教の話じゃないですからね。鳥の方ですよ鳥の方。やだなぁもう。

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