人種のモザイクディナー

 
昨日友人の誕生日ディナーにお呼ばれし、この辺境都市にしては少しリッチなアジアンレストランで会食をしました。
 
メンバーはイングランド、カナダ、チャイナ、タイワン、そして日本からそれぞれ一人づつという、珍しく人種的にはかなりばらけたものになりました。
 
 
チャイナとタイが混ざり合った奇異なアジア料理を食べながら、誰ともなく親の仕事についての会話が生まれました。
 
僕の親は2代目として、家業である造園業を営んでいます。括り方にもよりますが、日本で一般的な職業であるとは言えないでしょう。
 
 
そんなことを大まかに伝え、次の台湾人の順番になりました。もちろん順番を決めたわけではなく、なんとなく次は君かなという具合に。
 
彼の両親は中国で工場を経営しているようでした。PCの部品と言っていましたが細かいことは忘れました。
 
しかし驚くべきはその従業員数です。4つある全ての工場を足すと総員3000人にも及ぶらしいのです。
 
欧米、そして日本グループが口をあんぐりと開けている次の瞬間メンバーの中国人が言い放ったのです。
 
 
 「うちの工場は全部で10000人ちょいいるかな」
 
 
イングランド人の父親は政治家、そしてカナダ人の両親は広大な土地と2頭を持つ農場主でした。
 
 
テーブルの上の料理が少しずつなくなりながら、僕は見えない溝が少しずつ深まっていく気配を感じました。
 
誰かの沈黙というショベルによってその溝はえぐられ、誰かの言葉の端に潜む刃によってその溝は深められているように。
 
 
何千人という従業員を抱え、友人が訪問するにはあらかじめセキュリティーオフィスに電話をかけねばならない家に住む彼は言いました。
 
 
 「それでも僕の家は決して裕福ということはできないよ」
 
 
前述の農場主のカナダ人は自分の家をかなり裕福な部類だと認識し、イングランド人も同じような考えでした。
 
僕は自分の家を中流であろうと考えています。そして台湾人も。
 
この中国人の両親のもとで働く10000人のうちの1人は一体何を見ているのだろう、と思わずにはいられませんでした。
 
 30年後の世界人口は85億人となり、そのうちの98%が発展途上国の人口である
 
という英国防省による、確率論に基づいたレポートをふと思い出しました。
 
世界を見てみたいな、と初めてこんなにも強く思いました。
 
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人種のモザイクディナー” への2件のフィードバック

  1. たか わたしは typing Japanese!!! わたしはすごい!!!にしゃはすごい!!!
    おげんきですか? あぃがとう for teaching me Japanese...さようなら。。

  2. สวัสดี ครับ わたしもげんきです。 にしゃはにほんごうまいね。we are supposed to do learn spanish though. 
    debemos estudiar muchsímo hoy pero voy a tomar un chino clase también en Global College de la proxíma semana ¡no me diga!

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