BOOK

先日、久しぶりにゆっくりテレビを見る機会に恵まれました。
 
世界が100人の村だったら、とかなんとかいう番組だったと思います。
 
カカオの実が何になるかも知らず、学校にも行けず、生活の為にただそれを摘み続けている男の子。
 
毎日警察から逃げ続け、AIDSに蝕まれながらもその日暮しをするストリートチルドレン。
 
はっきり言って僕にはほぼ何もすることができませんが、心は少しだけ痛みました。
 
 
 「FRANKENSTEIN」/ Mary Shelly
 
家にあったPENGUIN READERSの生き残りです。おそらく高校の夏休みの読書課題でした。
 
今読んでみると平易な文章で楽ですが、当時は全く読まずに感想文を書いていた気がします。
 
 
博士がフランケンシュタインの妻を壊そうとするシーンの挿絵がとても印象的でした。
 
モンスターはあるいは人間の方なのではないか、という挿絵作家の意志があるような気がします。
 
物語のプロローグ、エピローグにある「手紙」が割に好きです。手紙っていいですよね。
 
 
例のTVプログラムの途中で、安倍内閣官房長官が出演されました。
 
総裁選に向けての政治的意図とかは僕にはわかりませんが、このようなことを言っていました。
 
 
 「こんなにも貧しい人々がいることは悲しむべきことです。援助に尽力せねばならない」
 
 
細かい表現は違うけど、大意はこんなところだろうと思う。
 
最初は、小学生でも言えそうなその感想に呆れていました。しかし、だからと言って
 
 
 「日本に援助のできる余裕はない。彼らが貧しいからこそ僕らは豊かでいられるんだ。
 
  ひも付き援助をする価値もない国々だし、金銭援助は政府の要人を肥やすだけだ」
 
 
なんて口が裂けても言えないのだろう。一緒に観ていた子が言った。
 
 
 「知っているからこそ言えないこともあるんだろうね」
 
 
全くもって命は平等ではない。僕はどうするべきなのだろう。
 
彼らに救いの手を差し伸べ、芥川の「蜘蛛の糸」よろしく、ともに堕ちていくのか。
 
あるいは生まれ持ったアドバンテージを認め、彼らの人生を踏みにじっていくのか。
 
おそらく、いや間違いなく僕は後者を選ぶに違いない。胸くそ悪いけれど、誰がその道を避けられようか。
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