I’m stopin’ my clock.

時間というものは均等に与えられている。それが量という側面において平等に確保されていないだけで。
 
あるいは、時間は唯一公平な概念だと言うこともできるかもしれない。
 
 
僕は夢をみる。将来を、憧れの職業に就いた自分を、幸せを体現する家庭を。
 
僕は日々の努力を怠りながらも確信する。それらがいつの日か必ず得られるであろうことを。
 
瑣末なものごとに気持ちを捉われ、無為に日々を過ごしているにも関わらず。
 
 
そしてある日、顔を洗いながら気づくに違いない。
 
歳を取りすぎてしまった自分に。可能性という拠り所が削り取られてしまった自分に。
 
そしていつか僕は夢をみなくなる。舞台が暗転するときのようにぱったりと。
 
 
臆病者は臆病な夢をみる。そしてもっと臆病なものは夢さえもみない。
 
結局はそういうものなのかもしれない。
 
 
時間という概念は各人均等に与えられている。その質が重要であることが認識できないだけで。
 
遠くで柱時計の秒針が聞こえる。その綿密で確実な音は僕に歩兵隊の行進を思わせる。
 
自らの首を真綿で絞めるような、そんな日常はどうやら明日もやってくる。
 
広告
カテゴリー: Uncategorized パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中