BOOK

「国境の南、太陽の西/村上春樹」
 
久しぶりに文章を読んでいて、泣いてしまいそうなほど鳥肌が立った。
 
本の一部を抜粋して批評するのはいくらかフェアでないように思うけれど、悪い意味ではないので許して。
 
 
 この先島本さんと会うことはもうあるまいと僕は思った。彼女はもう僕の記憶の中にしか存在しないのだ。
 
 彼女は僕の前から消えてしまった。彼女はそこにいたが、今では消えてしまった。
 
 そこには中間というものは存在しない。
 
 中間的なものが存在しないところには、中間というものもまた存在しない。
 
 国境の南には「たぶん」は存在するかもしれない。でも太陽の西には「たぶん」は存在しないのだ。
 
 
                          p.273より
 
 
これだけ読んでも、きっと何も伝わらないだろうと思う。けれども書かずにはいられないほど、僕にとっては素晴らしい一節であったのだ。
 
読み終わり外に出ると、それこそ世界が変わって見えた。
 
それが良いことなのか、あるいはそうでないのか僕にはわからない。
 
けれど、僕の見える限りで世界は確実にその様相を変えたのだ。
 
こういうことがあるから読書はやめられない。
 
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BOOK への2件のフィードバック

  1. Katsuhiro より:

    若干、いろんな国行ってますね~。とりあえず、今年は台湾とロシアとスペインですかね~。

  2. S より:

    あら素敵☆ロシア語2年間習ったんですけど、「私はカモメ」しか言えません。

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