BOOK

「羊をめぐる冒険(下)/村上春樹」
 
既に持っているものだったんですが、出先で(上)を読み終えて、続きが我慢できなくなったので購入。
 
読後すぐに僕を襲った感動を今も忘れられません。多分数日はこの感覚が体に残ると思います。
 
氏独特の比喩表現はもちろん、ストーリー性、言葉の選び方、意味のある間(ま)、キャラクターに込められた
目的や思想など、読めば読むほど少しずつ自分なりの答えに近づいている気がします。
 
そしてこの本は僕が今読むのに、まさにふさわしいものだった。
 
それこそ寸分の狂いも無く、僕が求めていたものに等しかった。こんなことは本当に稀ですね。
 
 
このように、既読あるいは購入済みの本をもう一度買い求めるということはまずありません。
 
それは言わずもがな、少なくとも僕にとって読む価値のある本だということの証明になります。
 
 
優れた小説は、始まりが素晴らしい、と誰かが言っていました。誰だっけかな。
 
小説の出だしというと
 
 「ある朝起きたら虫になっていた云々」 (正確ではありません。こういう絶対的な無慈悲みたいのは好き)
 
の「変身/カフカ」や
 
 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 (僕はその後も好きでした:「夜の底が白くなった」かな)
 
の「雪国/川端康成」なんかが代表格ではないのだろうかと僕は思います。
 
 
そういうことを考えていると、書斎と部屋にある本の出だしだけ全部読んでみようかなという気になってきました。
 
そうゆうのはおそらく読書の基本的姿勢(そんなものがあればということだけど)とは著しく異なるものだと思うのだけれど、なかなか楽しいものなのかもしれない。
 
もしかしたら
 
「ある日、僕は雷に打たれたように恋に落ちた…」
「石ころというのは実に多種多様なものであって…」
「ハリーポッターはいろいろな意味で、きわめて普通ではない男の子だった」
 
とか摩訶不思議なリンクの世界に引き込まれるかもしれないからだ。ばかみたいでいいですね。
 
 
そして一番のねらいは、再び今日のような運命的な本と出会うために。
 
 
一冊の本を創り上げるためには、膨大な才能と時間が必要とされる。
 
一冊の本を読むには、真剣な気持ちと少しの時間さえあればいい。
 
ずいぶんとお得だと思いませんか?
 
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