Some can ,Others can’t

初めてこの身で背負った

自らの力では立つことすら叶わず

全てを僕に預けているようだった

 

病院へ向う車の中

彼女はずっと僕を見つめていた

僕の思いを見透かすように

 

悲しみの気持ちはもちろんあった

哀れみの気持ちはもちろんあった

もちろんそこには愛する気持ちも

 

なぜだろう

自分でも分からない

そこには僅かな嫌悪感があった

 

それは白いシーツに染み込んだ黒い水滴みたいに

時間が経つにつれ少しずつ心の中で大きくなっていき

あわてて拭い去ろうと思った時には既に手遅れだった

 

自分より確実に死に近い人間を目の当たりにし

その結果半ば強制的に感じた気持ち

倫理や道徳では理解できないこの気持ち

 

悟られないように目をそむけた

たまたま目が合った猫でさえも僕を責めるようにじっと見つめていた

 

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